欲しかったのは、ただの愛情。ミュージカル ドッグファイト 感想
さて、昨日行ってまいりました。
ミュージカルドッグファイト 再演。
初演は二回見たので、再演は良いか〜と思ったのですが矢田くんが再演の新キャストで出るという事で、ホイホイ行ってまいりました。
やっぱり凄い好きな話。耳に残る良い曲が多いし、キャストのクオリティもめちゃくちゃ高い。
ベトナム戦争中の1963年、サンフランシスコ。戦地に赴く前の最後の一夜。海兵隊員たちの中では、パーティーに一番ブスな女の子を連れて来たものが賞金を手にする「ドッグファイト」が開催されていた。
まあ、ざっとこんなあらすじです。
屋良っち、ガウチさん、矢田くんが演じるのは海兵隊員の仲良し三人組。まあ、基本的にアホで最低なんだけれど、お互いがお互いを守るという、絆は本物。
屋良っち演じるエディは宮澤エマちゃん演じるローズを、誑かしてドッグファイトに連れて行く最低男なんだけど、ローズの純粋さを目の当たりにして、だんだん変わって行くのですが、このエディの感情の移り変わりが凄いんです。
このお話は、一晩の話なので、話はポンポン進んで行くのだけれど、エディの気持ちの移り変わりが自然に表現されてて無理がない。子供だったエディがローズからの愛情をしり大人になる一夜。
めっさキュンキュンしました。
屋良っちはダンスはもちろん、感情を込めた歌い方が凄く良い。
宮澤エマさんはとにかく歌うますぎる。声質が本当どタイプで、でも一個ケチつけるとしたらエマさん美人すぎてあんまりブサイク感がないんですよ笑。ずーっと「ローズめちゃ可愛いやん...」って思いながら観てました()
ガウチさん演じるボーランドは圧巻。ダンスや歌のクオリティはもちろん、ガウチさんがそこにいるだけで舞台上が引き締まるなーと思いました。ガウチさん、本当兄貴!!って感じで格好いい...。
矢田くん演じるバードレイス。顔がモロアメリカ人。初演は矢崎広さんが演じられていたのですが、矢崎さんももちろん最高だったのだけれど矢田くんのバードレイスはまた全然違ったアプローチで見ていて楽しかったです。矢田くんバードレイスは凄い弟。キャストさんの年齢差もあると思うんだけれど、矢田くんがめちゃくちゃ可愛くて、バードレイス本当憎めないお馬鹿でした。
私が一番好きなシーンはラスト、ローズがいう「おかえりなさい」なのです。エディにもちゃんと帰る場所があって待っていてくれる人がいて。戦争できっとエディはたくさん傷ついたけれどでもローズがいたらきっと前を向いて歩いていける。
そんな希望を持たせてくれるラストです。
先日、友人の叔父さんでベトナム戦争を経験された方と話す機会があり、そんな事も頭に置きながらの観劇でした。
観れて良かったです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。